コインチェック

仮想通貨取引所はどこがいいの? → 複数利用でリスク分散がおすすめ

仮想通貨取引所はどこを使うのがいいの?

仮想通貨投資を始めるためには、仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。

2018年5月22日現在、日本国内だけでも金融庁に登録されている仮想通貨交換事業者(=仮想通貨取引所)は16業者あります。

これから仮想通貨投資を始める初心者の方は「どこの仮想通貨取引所を使えばいいの?」といった感じで悩んでしまうと思います。

一つの取引所に依存するのはリスクが高いので、2~3箇所の取引所へ同時に口座開設を行っておくことをおすすめします。

複数の仮想通貨取引所を使うことでリスクが分散される

仮想通貨投資を行う場合は、必ず、複数の仮想通貨取引所で取引を行うことをおすすめします。

なぜかと言うと、一つの仮想通貨取引所だけを利用しているだけだとリスク分散が十分ではないからです。

あまり考えたくはありませんが、仮想通貨取引所には「ハッキングされてしまうリスク」と「取引所が倒産してしまうリスク」という主に2つのリスクが存在します。

 

仮想通貨取引所がハッキングされてしまうリスクとは?

仮想通貨取引所は世界中の悪意のあるハッカーから常に攻撃を受ける対象になっているため、ハッキングされてしまうリスクが存在していします。

2018年1月にコインチェックがハッキングされ、約580億円相当のNEMが流出してしまったことは記憶に新しいと思います。

金融庁の立ち入り調査などもあったため、あの事件以降、すべての仮想通貨取引所のセキュリティは確実に強化されていると考えられます。

しかし、ハッキングを100%防ぐことは不可能と言ってもいいので、利用者側でできる限りの対策をしておくしかありません。

コインチェックは、ハッキングされてからの2ヶ月間弱すべての仮想通貨の取引を停止していました。

この時にすべての取引をコインチェックのみで行っていたユーザーは一切なにもできない状態になってしまったのです。

 

実際、私の友人にもコインチェックのみで取引を行っていた人がいました。

その友人はNEMは所有しておらず、それ以外の通貨へ投資を行っていましたが、資産を一切動かせなくなってしまい、かなり困っていました。

資産を動かせなくなると、損益を確定させたくても何もできないことになります。

私の友人は一時期かなりの含み益が出ていたらしく、利確することも考えたそうなのですが、コインチェック事件に巻き込まれた影響で利確ができず、取引が再開されたときには含み益がだいぶ減ってしまったと言っていました。

このように、万が一、自分が使っている取引所がハッキングされてしまうと、仮想通貨の売却ができない可能性が出てきます。

コインチェック事件では流出してしまったNEMを保有していたユーザーには日本円での返金が行われたので良かったですが、同じような事件が起きたときに投資したお金が返ってくる保証はありません。

この事件の時にコインチェックだけでなく、他の取引所も同時に利用していたらダメージが少なかった人もいたのではないでしょうか。

そういう意味でも、一つの取引所にすべての資産を預けてしまうのはリスクが大きいと言えます。

 

仮想通貨取引所が倒産してしまうリスクとは?

仮想通貨取引所を運営しているのは普通の法人なので、当然、倒産リスクが存在します。

仮想通貨取引所が倒産してしまった時に預けていた仮想通貨が返ってくるのかどうかは、正直、その時になってみないと分かりません。

とはいえ、取引所の倒産リスクに関しては資産をハードウェアウォレットに保管しておくなどの対策により、リスク回避することができます。

ハッキングリスクに関しても、ハードウェアウォレットに保管を行うことで、リスクをかなり軽減できるでしょう。

 

ただ、現実問題として、「これから仮想通貨投資を始めよう!」という方が、最初からハードウェアウォレットでの資産保管はあまり考えていないと思います。

ハードウェアウォレットは、それ自体が1万5千円くらいしますし、操作面でも苦手意識を持っている方も多いと思います。

だから、結局、多くの人たちが取引所に資産を預けたままにしておくのです。

取引所に資産を預けたままにしておくのはベストな選択ではないと思いますが、現実的には仕方がないのかな、というのが私の考えです。

 

話し戻しますが、取引所の倒産リスクを避けるためには、資本金が多く、潰れにくそうな取引所を選んで使っていくのが良いでしょう。

しかし、取引所の経営状態を外部から100%見極めるのは難しいため、結局は複数の取引所を利用することでリスク分散するのが現実的です。

仮に100万円分のビットコインを所有するとしても、取引所Aだけで100万円分のビットコインを所有するのではなく、取引所A、取引所B、取引所Cの3つの取引所で33万円分ずつ保管するイメージです。

前者の場合、取引所Aが倒産してしまったら、100万円分のビットコインをすべて失ってしまいます。

でも、後者のように3つの取引所に分散しておいておけば、取引所A(33万円分)が倒産してしまったとしても、取引所B(33万円分)と取引所C(33万円分)の合計66万円分のビットコインは無事です。

この観点からも、仮想通貨取引所を複数使っていくのは必須だと言えます。

 

取引所によって投資できる通貨が異なるので取引所の複数利用は必須

ここまでは「ネガティブなリスクを避けるために複数の取引所を使っていきましょう!」というお話をさせていただきました。

一方、ポジティブな観点からも、やはり取引所の複数利用は必須だと言えます。

それぞれの仮想通貨取引所では投資できる(売買できる)仮想通貨の種類が異なります。

ビットコインに関しては仮想通貨の世界における基軸通貨のような存在になっているため、どこの取引所でも売買可能です。

しかし、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)に関しては、各取引所で売買できる銘柄が違うのです。

例えば、取引所Aではリップル(XRP)が売買できるけれど、取引所Bでは売買できない、などがあります。

 

一つの取引所の口座しか持っていないと、「このコインを購入してみたい!」という時にすぐに購入することができなくなってしまいます。

もちろん、そのタイミングで新規で口座開設を行えば欲しいコインに投資できるようになりますが、口座開設にはある程度の時間がかかりますからね。

そして、「このコインを購入したい!」と思うような上昇相場のときは、多くの人が同じような事を考えるため、口座開設する人も増えて、いつも以上に口座開設に時間がかかる可能性もあります。

「ここぞ!」というチャンスを逃さないためには、やはり、事前に2~3箇所の取引所の口座を開設しておくのが良いでしょう。

 

仮想通貨投資初心者が最初に口座開設すべき3つの取引所はここ!

取引所のハッキングリスクや倒産リスクといったネガティブな要因を排除するためにも、多くの通貨に投資できる環境を整える意味でも、仮想通貨では複数の取引所を使っていくべきです。

私が考える仮想通貨投資を始めたい初心者の方が最初に口座開設すべき仮想通貨取引所は以下の3つです。

どこが一番おすすめ!ということではなく、3つともおすすめなので、3つとも口座開設を行っておくのが良いと思います。

※すべて金融庁に登録済みの届け出事業者です。

 

国内最大手の取引所 bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer(ビットフライヤー)は国内最大手の仮想通貨取引所です。

取引量が多いのと、大手資本が入っているため、倒産リスクはかなり低いと考えられます。

また、セキュリティ面でも第三者評価機関からセキュリティの安全面が世界第一位と評価されたこともあるくらいの安全性を誇っています。

そして、取引所の使用方法が初心者向けに作られているので、とにかく、売買しやすいのも特徴です。

私が初めて仮想通貨を購入したのも bitFlyer(ビットフライヤー)だったのですが、直感的に操作できるので、解説サイトやマニュアルなどを見なくても購入できました。

売買できる通貨の種類も豊富なので、その点もおすすめです。

おそらく、仮想通貨投資をやっている人であれば誰しも口座を持っているのではないでしょうか。

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

 

リップルを買うために bitbank(ビットバンク)

bitbank(ビットバンク)は知名度が高くはない取引所ですが、かなり優秀な取引所で私も愛用しています。

私は個人的にはリップル(XRP)が推している仮想通貨なのですが、bitbank(ビットバンク)であれば、リップルを取引手数料無料で売買することができます。

他の通貨についても取引手数料無料キャンペーン中なので、非常にお得に売買できます。

ちなみに、2018年5月22日現在、ビットフライヤーではリップルの取り扱いがないため、ビットフライヤー&ビットバンクの組み合わせで主要通貨を売買できるようにしておくのは必須だと考えています。

 

取引銘柄も多く、積み立て投資もできる Zaif(ザイフ)

Zaif(ザイフ)は、取引手数料がマイナスになるキャンペーンを頻繁にやっている取引所です。

本来、仮想通貨を売買するときには「取引額×数%」といった形で手数料がかかるものなのですが、Zaif(ザイフ)の場合は、取引手数料がマイナスなので逆に取引額よりも余分に仮想通貨をもらえることになります。この点はとてもお得ですね。

また、取引できる銘柄も多いので、色々な通貨に投資することができます。

そして、最もユニークなZaif(ザイフ)の特徴は仮想通貨の積み立て投資ができる点です。

積み立て投資とは、「毎月1万円」といった積み立て金額を事前に決めることで、Zaif(ザイフ)側が毎日自動で指定した通貨を買い付けてくれる投資方法です。

積み立て投資を行うことで、価格変動による買いのタイミングを難しく考えずに自動でコツコツと投資することができます。

私も近々、Zaif(ザイフ)で積み立て投資を始めたいなーと思っています。

 

どの取引所も仮想通貨投資を行っている人の中では人気の取引所なので、倒産リスクなどはかなり低いと考えています。

正直、この辺の大手取引所が倒産してしまう時は、日本の仮想通貨市場自体が終わる時でしょうね・・・。

ですので、倒産リスクなどを心配する必要はないと思います。

ただ、どこも人気の取引所ではあるので、口座開設が集中してしまうと、口座開設完了までに時間がかかってしまいます。このため、早めの口座開設をおすすめします。

 

複数の仮想通貨取引所を使い分ける具体例

上記でご紹介している通り、仮想通貨投資初心者の方に対して私がおすすめする取引所は、bitFlyer(ビットフライヤー)・bitbank(ビットバンク)・Zaif(ザイフ)の3つです。

もちろん、これ以外の取引所を追加で使ってもいいですし、海外取引所にも手を出していくのも良いと思いますが、まずはこの3つの取引所を使っておけば十分でしょう。

 

最後に、これらの3つの取引所をどのように使い分けていくのかについて私なりの考えをお伝えします。

まず、結論からお伝えすると・・・

1. ビットフライヤーでリスク(LSK)を購入
2. bitbankでリップル(XRP)を購入
3. Zaifでイーサリアム(ETH)に積み立て投資

こんな感じがおすすめです。(あくまでも私の意見です)

というか、私自身は2018年5月22日現在は、まさにこれをやっている(やっていく)感じです。

一つ一つ補足で説明します。

 

ビットフライヤーでリスク(LSK)を購入

まず、リスク(LSK)の購入について、リスクは将来有望なプラットフォーム型の仮想通貨だと言われています。

ただし、日本国内でリスクを売買できるのは、ビットフライヤーとコインチェックだけです。

コインチェックについては新規口座開設を停止しているので、実質いま日本でリスクを購入できるのはビットフライヤーだけです。

2018年6~7月頃にコインチェックが新規口座開設を再開すると言われていますが、本音を言えば、初心者の方が一度ハッキング被害に遭っているコインチェックを使うのは気が進まないと思います。

ですので、夏以降もリスクを購入するのであればビットフライヤーしか選択肢はないと思います。

 

bitbankでリップル(XRP)を購入

リップルも非常に将来が有望な通貨の一つなので、投資しておきたいところです。

bitbankであれば取引手数料が無料なので、お得にリップルを購入することができます。

私はリップルの購入に関しては bitbankだけで行っており、今後、投資資金を追加して買い増しする場合もbitbankを使っていく予定です。

bitbankでは、ビットコイン(BTC)・リップル(XRP)・ライトコイン(LTC)・イーサリアム(ETH)・モナコイン(MONA)・ビットコインキャッシュ(BCC / BCH)の6つの銘柄が取引可能です。

そして、すべての銘柄において売買手数料が無料なので、リップル以外を購入する場合でもおすすめです。

私も資金的な余裕が生まれたら、bitbankを使ってビットコインキャッシュあたりを買いたいなと思っています。

とりあえず、リップルを購入する場合は圧倒的におすすめで、その他のコインを購入する場合でもおすすめの取引所です。

 

Zaifでイーサリアム(ETH)に積み立て投資

ビットフライヤーでのリスク購入と bitbankでのリップル購入はまさにいま現在私が行っていることなのですが、Zaifの積み立てに関しては、今後やっていく予定の投資です。

まだ始めていない理由は単純に投資資金の余力の問題です・・・涙

ただ、近いうちに積み立て投資はやっていきたいですね。

Zaifの積み立て投資に対応しているのは、ビットコイン(BTC)・ネム(NEM / XEM)・イーサリアム(ETH)・モナコイン(MONA)の4銘柄です。

私がZaifで積み立て投資をやるのであれば、イーサリアムにします。理由は、この4銘柄の中で一番将来性があると考えているからです。

 

こんな感じで、複数の仮想通貨取引所を使って投資する具体例を挙げてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。(私はこの通りにやっていきます)

ビットフライヤーで購入する通貨をイーサリアムやイーサリアムクラシックにしてみてもいいと思いますし、Zaifで積み立てる通貨をビットコインやネムにしてみても良いと思います。

とにかく、重要なのは複数の取引所に資産を分散させることでリスクを分散させることです。

 

上の具体例において、わざわざZaifを使わなくても、ビットフライヤーやbitbankでイーサリアムを購入することは可能です。

例えば、ビットフライヤーでリスク(LSK)とイーサリアム(ETH)を購入すれば、Zaifを使わなくてもいいとも考えられます。

ですが、万が一、ビットフライヤーに何らかの問題が発生した場合、リスクもイーサリアムも失ってしまう可能性があります。

であれば、最初から取引所自体を使い分けておいたほうがいいよね、と思うわけです。

極論、1銘柄1取引所くらいの使い方が理想的なのかもしれませんが、購入銘柄を増やすたびに取引所の口座を増やしていくと、取引所へのログイン情報を管理する手間が出てきますので、少し面倒だと思います。

私は基本的に先ほどのポートフォリオを完成させた後は、bitbankを使ってビットコインキャッシュ購入することなどを考えています。

先の3つの取引所を開設しておけば、柔軟に色々な通貨へ投資していくことができますので、まず上記の3つの取引所は口座開設を行っておくことをおすすめします。

 

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