2018年3月23日に金融庁が海外最大手の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)に対して、警告を出したことが話題になっています。
今回の発表を受けて、私はリスク回避の意味を込めてバイナンスに入っていた資産を一時的にbitFlyer(ビットフライヤー)へ移動させることにしました。
バイナンスの使い方が慣れていなくて、バイナンスからの出金方法が不安な方は、この記事を参考にしてみてください。
なお、私の場合はビットフライヤーへ資産を移動させましたが、他の国内取引所やウォレットへ移動させる手順も同じです。
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バイナンスの閉鎖リスク・資金ロックを回避するために仮想通貨を移動させました
今回の金融庁の警告の結果がどうなるかは分からないので、資産の移動は自己責任で判断をしていただきたいと思っていますが、私はリスク回避のために一時的に資産を移動させることにしました。
さすがに、いきなりバイナンスが閉鎖してしまうようなことはないはずですし、日本の金融庁が警告を出しただけでそれは起こり得ないと思っていますが、日本人に対して一時的な資金ロックの可能性はゼロではないのでは?とも思いました。
というのも、1月のコインチェックの問題から金融庁は仮想通貨取引所に対して、かなり厳しい目を向けています。
私の知人にもコインチェック問題の影響で、ずっと資産をコインチェックから引き出せなくなっていた人がいます。
コインチェック問題 → 3月初めの国内取引所への業務改善命令・業務停止命令の流れを考えると、バイナンスから完全に資産を引き出せなくなってしまう可能性は低かったとしても、一時的に資産を引き出せなくなる可能性はあるのかもと思いました。
もちろん、そうならないのが一番ですが、数日の間にバイナンスが金融庁の届け出事業者に登録される可能性はかなり低いと思いますので、念には念を入れてリスクヘッジという感じです。
ちなみに、私はつい先日、バイナンスでリスク(Lisk / LSK)をガンガン売買して、どんどん増やしていこうと思っていたのですが、まさかのリスク回避でリスクを再移動させることになりました・・・。
まずはbitFlyer(ビットフライヤー)で預入用アドレスを確認する
私の場合は、リスク(Lisk / LSK)を国内取引所へ移動させることにしましたので、必然的にビットフライヤーへの移動となりました。コインチェックはアカウントを持っていないですし、現状で新規アカウントは開設できないので、国内でリスクを取引できるのはビットフライヤーだけだからです。
なお、これ以降の手順に関しては、画像だけを見ても流れが分かるようになっています。画像+文章を見ていただければ、操作が慣れていない初心者の方でも間違いなく分かるようにしています。
あと、画像が小さくて見にくい場合は、画像をクリックすると拡大できます。
まずはビットフライヤーのアカウントへログインしたら、左メニューにある【入出金】をクリックします。
入出金画面へ移動したら、自分が預け入れ(ビットフライヤーへの入金)したい通貨を選択します。今回はリスクを預入してみますので、【LSKお預入】をクリックします。ビットコインであれば【BTCお預入】、イーサリアムであれば【ETHお預入】をクリックするということです。
【リスクアドレスを取得する】をクリックします。
【お客様用リスクアドレス】という箇所に、リスクのアドレスが表示されるので、これをコピペしてメモ帳などに張り付けておきます。QRコードを読み込む形でも同じアドレスを表示させることができます。
Binance(バイナンス)から送金手続きを行う方法
続いて、バイナンスへログインを行って送金手続きを行っていきます。
バイナンスのトップページから【Funds】にマウスカーソルを合わせて、その下に表示される【Withdrawls】をクリックします。
【▲】マークをクリックして表示される検索窓に【LSK】と入力して、出金手続きを行いたい通貨を選択します。例えば、バイナンスからビットコインを出金したい場合は【BTC】と入力するということです。
【LSK Withdrawal Address】の右にある【▲】をクリックして表示される【Use New Address】をクリックします。この場所から新規で送金先のアドレスを登録していきます。
先ほどビットフライヤーで確認を行ったリスク預入アドレスをコピペします。アドレス入力欄の左にある【Label】という箇所は自分が管理しやすいような名称を入力しておきます。今回はビットフライヤーの送金アドレスを登録するので、【bitFlyer】と入力しておきました。
続いて、【Amount】の箇所に送金したい数量を記入します。もし、全額送金したい場合はフォームの右側にある【Available: あなたが所有している数量】という箇所をクリックすると、現在持っているすべての数量が【Amount】に入力されます。
【Transaction Fee】には送金手数料が表示されており、【You Will Get】には送金額から送金手数料を差し引いた金額(実際にビットフライヤーへ入金する金額)が表示されます。
それぞれの金額を確認して、問題がなければ【Submit】をクリックします。
二段階認証のコード入力を求められますので、6桁のコードを入力して【Submit】をクリックします。
登録メールアドレス宛てに送金に関する確認メールを送った旨が表示されますので、メールを確認します。
メールを確認してみると、送付数量と送付先アドレスが記載されているメールが届きます。数量と送付先アドレスを再度確認して問題がなければ【Confirm Withdraw】をクリックします。
送付先アドレスを誤ると、大切な資産がネット空間のどこかへ行って消えてなくなってしまいますので、何度も送金先アドレスがあっているかをしっかりと確認しましょう。
メール内のリンクからバイナンスのサイトへリンクすれば送金完了となります。
bitFlyer(ビットフライヤー)でバイナンスからの着金を確認する
あなたが送った通貨により、バイナンスからビットフライヤーへ着金するスピードは異なります。
今回のケースではリスクを送っていますが、6分くらいでビットフライヤーから【bitFlyer リスクお預入のお知らせ】というメールが届きました。
先ほど送ったリスクの数量と自分のリスクアドレスが表示されています。
さらに、その1分後に【bitFlyer リスクお預入・アカウント反映のお知らせ】というメールが届き、ビットフライヤーのアカウントに送金したリスクが反映されたお知らせが来ます。
実際にビットフライヤーへログインしてみると、先ほど送付したリスクが資産の欄に反映されていることが分かります。
ちなみに、バイナンス側でもリスクの残高を確認してみると、残高がゼロになっていることが確認できます。
これで無事にバイナンスからビットフライヤーへの送金が完了しました。
バイナンスから別の仮想通貨取引所やウォレットに資金を移動させるための手順はすべて同じです。
1.あなたが送金したい送金先のアドレスを確認する
2.バイナンスのWithdrawlsから送金アドレスの登録と送金量を選択する
3.送金先への着金を確認する
今回はバイナンスが金融庁から警告を受けたことで、一旦、資産を移動してみたわけですが、今回のようなケースに限らず、取引所側で何らかの問題が発生した際には、取引所に置いてある資産をすぐに別の取引所へ移す必要が出てきます。
そういったときに一つの取引所しか使っていないと、別の取引所へ移動させようがないですし、何かあってから取引所を開設するのではタイムロスが大きくなります。
このため、取引所の閉鎖リスクやハッキングリスクに備え、複数の取引所の口座を持っておくことは必須です。
私の場合はビットフライヤーの口座を開設してあったので、すぐにリスクを移動させることができました。
取引所によって取り扱っている仮想通貨の種類は異なるので、今回のケースで言えばリスクを移動できるのはビットフライヤーかコインチェックだけだったわけです。そういった点を考えると、やはり、複数の取引所を事前に持っておいたほうが良いです。
今後、海外の仮想通貨取引所がどうなるのかは不透明な部分なので、様子を見つつ、今は国内の仮想通貨取引所をメインで使っていこうと思っています。
バイナンスを使うことに何も問題がないと分かったら、再度、ビットフライヤーからバイナンスへリスクを送って取引をすればいいだけですからね。
バイナンスとビットフライヤー間の送金手数料で往復数百円は無駄になってしまいますが、万が一、資金がロックされてしまうことを考えたら、その程度のコストは必要経費かなと考えました。
コインチェックに資金ロックを受けていた人たちは本当に苦しそうだったので、私の場合は念には念を入れて資金移動を行った感じです。
こういうときは楽観的になりすぎず、悲観的に考えておいたほうがあらゆるリスクを避けられると思います。
ちなみに、国内取引所であれば、bitFlyer(ビットフライヤー)・bitbank(ビットバンク)・Zaif(ザイフ)がおすすめです。
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