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仮想通貨投資と投資信託ならどっちがおすすめ?リスク・利回り・税金を比較してみた

仮想通貨投資と投資信託ならどっちがおすすめ?

投資に興味を持った方の中には「仮想通貨に投資するべきか?株や投資信託に投資するべきか?」と悩んでいる方もいると思います。

いま現在、私は仮想通貨への投資のみに絞っていますが、決して株や投資信託への投資を否定しているわけではありません。

むしろ、投資信託についてはかなり真剣に学んでいますし、近いうちに始めていきたいと考えています。(なぜ、今はまだやっていないかについても後ほど詳しくお話します)

今回の記事は「仮想通貨と投資信託ならどちらがいいの?」、「仮想通貨と投資信託ならどちらが儲かるの?」といった疑問を持っている方の参考になれば幸いです。

自分が何を重視するかを考えた上で仮想通貨か投資信託かを決めるべき

自分のお金をどこに投資するかについて考える時に重要なのは「あなたが何を重視するか」です。

できるだけ大きなリターンを得ることを第一優先にするか、できるだけ損をしないことを第一優先にするかなど、「投資を行うことで、どういう結果を得たいのか」をまず初めに決めることをおすすめします。

参考までに、今の私は投資に対して「リターン重視(利益重視)」で取り組んでいます。

それこそ、「投資した金額が全額なくなってしまうリスクがあったとしても、得られるリターンが大きいのであればそこに賭けてみよう!」という気持ちでいます。

だから、仮想通貨に投資しているお金は“最悪なくなってしまってもいいお金”しか投資していませんし、今後、追加投資を行ったとしてもこの原則は変わりません。

仮想通貨は3年後、5年後に大化け(価値が数倍~数十倍)になっている可能性がありますが、その逆に価値が全くなくなってしまう可能性もあるからです。

要は、仮想通貨への投資はハイリスク・ハイリターンの投資なのです。

 

一方、投資信託については(きちんとした銘柄を選べば)3年後、5年後に投資した投資信託の価値がゼロになってしまっている可能性はかなり低いと思います。

しかし、いま買った投資信託が数年後にウン十倍の価値になっていることは、ほぼあり得ないでしょう。

そういった意味で、投資信託はローリスク・ローリターンの投資だと言えます。

 

ざっくりと言うと、ハイリスク・ハイリターンの投資を目的とするのであれば仮想通貨投資、ローリスク・ローリターンの投資を目的とするのであれば投資信託といった選択基準で概ね問題ないと私は考えています。

 

そもそも投資信託とは?

以降の話をより深く理解していただくために、投資信託についても簡単にご説明します。

投資信託とは、投資家(あなた)から集めたお金を運用のプロが代わりに運用してくれて、そこで得た利益を投資家に還元する仕組みのことです。

例えば、1万人の投資家から100万円ずつ資金を集めて、合計100億円の資金をプロが運用するイメージです。

資金を運用する運用会社は、投資家から手数料を受け取ることで利益を得ています。

 

投資する先は、日本の株、先進国の株、新興国の株、国債、社債、不動産など多岐にわたります。

ひと言で投資信託といっても、何千種類もの投資信託が存在し、投資先や投資方針によって一つ一つの投資信託に特徴があります。

例えば、投資信託Aは日本国内の優良株に投資する方針、投資信託Bは新興国の株に投資する方針、投資信託Cは海外の国債に投資する方針といった形で、投資先が異なっていたり、運用スタイルが異なっていたりします。

このため、投資家は個別の詳細な投資先を選ぶのではなく、大まかな投資先や運用スタイルを選択して、あとはプロに運用をお任せするイメージです。

ざっくりと言うと、上記が投資信託という投資商品の概要です。

 

投資信託の利回りはせいぜい年利4~6%

2018年6月現在、私自身は投資信託への投資は行っていません。

なぜなら、今は仮想通貨への投資することのほうが自分の中での優先度が高いからです。

ですが、投資信託についても、何冊も本を読んで勉強しています。

というか、私の場合、どちらかと言うと「投資信託でもやってみよう」といった感じで、投資信託の勉強から始めたけれど、先に始めたのが仮想投資だった感じです。

ですので、投資信託についても本気で勉強していますし、近いうちに本気で始めたいとも思っています。

そんな状態なので、私の投資信託に対する発言は“実践から生まれたものではなく、学習の結果の知識”として参考にしていただければと思います。

 

話を戻しますが、投資信託の利回りはせいぜい4~6%くらいを達成できれば十分良い結果とされています。

要は、100万円の資金を1年間運用したら104~106万円くらいになっている計算です。

投資信託に関する入門書やマネーリテラシーを高める系の本など、今までに複数冊を読んできていますが、多くの著者が目指すべき利回りとして、この辺の数値を提示しているので、現実的な数字なのでしょう。

この数字をどう捉えるかは個人によって異なりますが、「堅実にお金が増える感じだけど、爆発的にお金が増える感じではないんだなぁ」という感想を抱く方が多いと思います。

 

ちなみに、投資の神様と言われているウォーレン・バフェットさんのファンド(≒投資信託)は年間平均22.6%のリターンを37年間継続したそうです。

ただ、世界一の投資家と呼ばれる方が運用するファンドですら100万円が1年後に122.6万円くらいです。

十分凄すぎますし、複利運用などを考えたら、とんでもない勢いでお金が増えていくとは思いますが、短期的に見ればそこまで爆発的な資産増加とは言えないでしょう。

 

仮想通貨投資なら1年間で2倍、3倍…それ以上も当たり前!?

投資信託の利回りと比較すると、仮想通貨投資の利回りは異常に高いです。

以前、記事にもしましたが、投資を全然やった事がない素人でも14日間で資産を約1.5倍に増やすことができています。

私自身も、2018年2月中旬に初めて仮想通貨を購入してから、ちょうど1ヶ月くらいで投資金額が5倍くらいになりました。

2週間で1.5倍とか、1ヶ月で5倍とか、一般的な投資信託ではまずあり得ない話です。

 

でも、この辺の数字はまだまだお子様レベルで、仮想通貨の世界には1年間で資産を数十倍、数百倍にしている方もいます。

2017年1月のビットコインの価格は約115,000円でしたが、これが1年後の2017年12月には240万円を突破しました。

1月に115,000円のお金を投資していたら、12月には20倍以上になっていたわけです。

もちろん、高値のタイミングでちゃんと売れればの話ですが、相場の状況が芳しくない2018年6月現在でもビットコインの価格は70~90万円を推移ししています。

去年の前半にビットコインへ投資した方は、まだまだ含み益になっています。

 

代表的なビットコインを例に挙げましたが、2017年の1年間でリップルは360倍、イーサリアムは90倍に価格が伸びています。

2017年の始めにリップルにたった10万円を投資していたら、1年間で3億6千万円です!!

もう訳が分からない上昇率ですね……。

ちなみに、2017年に驚愕の上昇率を見せたリップル(XRP)に投資したいのであれば、リップルを手数料無料で売買できるbitbank(ビットバンク)がおすすめです。

 

もちろん、大きく増える可能性があるということは、逆に大きく減ってしまう可能性もあります。

だから、この記事の冒頭でも、「ハイリスク・ハイリターンを取るなら仮想通貨投資、ローリスク・ローリターンを取るなら投資信託が良いのでは?」とお伝えしているのです。

投資信託の場合、1年間で360倍とかは99.99999%あり得ない話ですが、急に消滅してしまうようなことも考えにくいです。

 

投資信託のほうが税金が優遇されている

仮想通貨と投資信託のどちらに投資するかを考える上で、意外と見落としがちな視点に“税金”があります。

当然、投資で得た利益にも税金がかかります。

株式投資や投資信託などの場合、利益に対して20.315%の税金を支払う必要があります。

 

一方で、2018年6月現在、仮想通貨で得た利益は雑所得として計算されるため、年間で得られた利益に応じて最大55%も税金がかかります。仮想通貨で得た利益が年間で4,000万円を超えている場合がこれにあたります。

2017年は「億り人」という言葉が流行ったくらい仮想通貨で莫大な利益を得た方が多かったのですが、いわゆる億り人たちは55%もの税金を支払っていることになります。(ただし、仮想通貨のまま資産を持っている場合は税金はかからず、日本円に換金したタイミングで税金が計算されます)

このため、もし、仮想通貨投資で2017年に1億円の利益を得た人がいた場合、この人は5,500万円を税金として国に納め、4,500万円が手元に残っていることになります。

株式投資で1億円の利益を得た人であれば、税金は2,000万円強ですので、手残りは8,000万円弱です。

1億円という同じ利益であったとしても、仮想通貨投資と投資信託を含む株式投資では、最終的に手元に残るお金が3,000万円以上違ってくることになります。

 

ただし、これはかなりの利益が出たときの話なので、仮想通貨投資を始める最初の段階では、そんなに気にしすぎる必要はないのかなとも思います。

もしかすると、今後、仮想通貨投資で得た利益に関しても株式投資並みに税率が引き下げられる可能性はありますが、しばらくはその可能性はないでしょう。

 

また、最近ではNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)といった株式投資や投資信託向けの税金優遇制度も活発になってきています。

こういった制度を利用すれば、20.315%よりも、さらに税金が優遇されることになります。

現段階では、仮想通貨投資に比べて投資信託のほうが税金は圧倒的に安いという認識で問題ありません。

 

私が仮想通貨への投資だけに資金を集中させている理由

ここまでの内容をまとめると、リスクとリターンのどちらを重視するのか、そして、利益を出したときの税率についてどう考えるか、という2点を考慮して、仮想通貨と投資信託のどちらに投資するのがあなたにとって最適なのかを考えると良いと思います。

あとは、「どれだけの資金を投資に回せるか?」です。

私は2018年6月現在、仮想通貨への投資しか行っていないのですが、これは単純に投資に回せる資金量の問題です。(お恥ずかしい話ですが……)

 

ただ、正直、私と同じように「資金の問題で仮想通貨か投資信託のどちらかにしか投資できない!」という方も少なくないと思います。

今回の記事はそんな方の参考になれば、と思って書いています。

例えば、投資資金として用意できる余剰資金が30万円だった場合、ここまでの比較ポイントを考えた上で、どちらか一方に投資するのが良いでしょう。

「15万円ずつ」といった形で分散投資もできますが、得られるリターンが少ないように思います。

 

もちろん、私だって投資できる余剰資金が1,000万円とかあるのなら、仮想通貨に500万円、投資信託に500万円、さらに投資信託の中でも性質が異なる投資信託に分散投資して…といった投資戦略を取ります。

ただ、残念ながら、現状では資金的にその投資戦略は実践できません。

であれば、少ない投資金額でも大きなリターンを得られる可能性がある仮想通貨に一極集中しよう!と思い、今は仮想通貨のみの投資へと絞っています。

今後については、仮想通貨への投資金額ももっと増やしていきつつ、NISAやiDeCoを活用した投資信託にも挑戦していきたいですね。

もし、この辺について進展があればブログで報告していくつもりです。

 

投資資金が100万円以下ならどちらかに絞ったほうがいいと思う

投資資金がいくらを超えてきたら分散投資を始めるのかは一概に線引きが難しいですが、私個人としては用意できる資金が100万円以下ならば、仮想通貨投資か投資信託のどちらか一方に絞ってもいいんじゃないかなと思います。

単純にそのほうが得られるリターンが大きくなる可能性が高いからです。

それこそ、「まずは10万円の余剰資金で投資でもやってみようかな」という場合は、問答無用で一方に絞るべきです。

数万円ずつで分散してしまうと、得られるリターンが少なくなります。

なお、分散投資と集中投資については、以下の記事でも詳しく書いています。

卵は一つのカゴに盛るな

仮想通貨で大きな利益が欲しいなら、ちまちま分散投資なんてやるな!

2018年4月28日

 

投資信託の世界では積み立て投資が推奨されている

今回は仮想通貨投資と投資信託を比較してみましたが、せっかく投資信託の話をしたので「積み立て投資」についても最後に触れておきます。

投資信託の世界では、コツコツと毎月定額を積み立てていく投資法が推奨されています。いわゆる、ドルコスト平均法と呼ばれるものです。

 

投資信託の世界でも基準価額(投資信託の価値・値段)は日々変動していきます。

今日1万円だったものが、来月の同日には1万2千円になったり、さらに一ヶ月後には9千円になったりするのです。

誰しも「安いときに買って高いときに売りたい!」と思うものですが、それをベストなタイミングで100%正確にできれば、投資家全員がお金持ちです。

残念ながら、「安いときに買って高いときに売る」のは思っている以上に難しいものです。

だから、「売買のタイミングを見極めるのではなく、毎月一定額をコツコツと買い増ししていくことによって、数年の中長期スパンで見たときにトータルの取得コストを抑えましょう!」というのが、ドルコスト平均法という積み立て投資のやり方です。

 

例えば、投資資金が30万円あるのなら、一気に30万円分の投資信託を購入してしまうのではなく、毎月12,500円ずつ2年間に渡って買い続けます。(12,500円×24ヶ月=30万円)

このほうが30万円分を一気に買ってしまうよりも、2年間のトータルで見たときに、より安く・より多く購入できる可能性があります。

もし、投資信託をやる場合、基本的には積み立て投資をやっていくほうが良いとされていますし、私もそうしていきたいと考えています。

 

仮想通貨でも積み立て投資は可能!

投資信託の世界ではメジャーな投資法である積み立て投資(ドルコスト平均法)ですが、仮想通貨投資においても有効だとされています。

仮想通貨は株式投資などと比較して価格変動が大きく、買い時の判断が難しいからです。「ここが最安値だ!買い時だ!」というタイミングを見極めるのが難しいのです。

このため、毎月一定額を自動で買い付けてくれる仮想通貨の積み立て投資も結構人気があります。

 

2018年6月現在は、国内取引所のZaif(ザイフ)でのみ積み立て投資のサービスが提供されています。

例えば、事前に「月々1万円でイーサリアムを買い付ける」といった設定を行っておけば、毎月あなたの銀行口座から1万円が自動で引き落とされて、コツコツとドルコスト平均法で買い付けを行ってくれます。

こういうサービスを利用すると、普通の投資信託のように淡々と積み立てることができますので、「買い時を判断するのが難しそう……」、「チャートの見方とかよく分からない!」、「とにかく手間をかけたくないけど仮想通貨に投資してみたい」といった方には最適なサービスだと思います。

 

もちろん、Zaifでは「5万円分のビットコインを購入する」といった形で、普通の売買もできるようになっていますので、取引口座を持っておいて損はないでしょう。

Zaifに関しては、国内取引所の中でも人気の取引所なので、口座開設が集中してしまうと開設までに時間がかかる可能性もあります。

もし、今後、少しでも仮想通貨投資を行う可能性があるのならば、とりあえず、口座だけは早めに開設しておいたほうが良いです。

 

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