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「仮想通貨は投機なのか?投資なのか?」と悩んでいる人へ

仮想通貨は投機か?投資か?

「仮想通貨は投機的である」
「投機対象になっている仮想通貨に未来はない」

仮想通貨に対する批判として、こんな言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

仮想通貨に興味を持ったのにもかかわらず、「投機」という言葉を聞いて、仮想通貨を購入することに二の足を踏んでしまっている方も多いと思います。

そんな方の参考になるように「仮想通貨は投機なのか、投資なのか」に関して、私の考えをお伝えした上で、できる限りリスクを抑えた仮想通貨投資の戦略についても解説します。

投機と投資の違いとは

そもそも「投機」と「投資」の違いとは何でしょうか。

言葉の意味を調べてみると、投機とは「不確実だが当たれば利益の大きい事をねらってする行為」を指す言葉です。

投機は「ギャンブル的なノリで自分のお金を投じ利益を期待する行為」で、投資は「大きすぎるリスクを取らず、堅実にリターンを狙っていく行為」と認識しておけば間違ってはいないと思います。

ちなみに、投資の世界では「ローリスク・ローリターン」か「ハイリスク・ハイリターン」しか存在しないと言われているので、「この商品はローリスク・ハイリターンの投資ですよ」といった勧誘などは詐欺である可能性が高いと思います。

もしかすると、超富裕層に対しては、そんな理想的な投資商品が存在するのかもしれませんが、私たちのような一般人が普通に購入できる投資商品(投機商品)の中には「ローリスク・ハイリターン」は存在しないと思ったほうが良いでしょう。

なお、私自身は仮想通貨投資に対して「ハイリスク・ハイリターン」だと思って取り組んでいます。

やり方によっては「ミドルリスク・ハイリターンかな」とも思っていますが、それはすでに仮想通貨に資金を投じている人間として希望的観測も含まれていると思いますので、基本的には「ハイリスク・ハイリターン」だと思って取り組むのが良いです。

 

仮想通貨投資が投機的と批判されている理由とは

仮想通貨が投機的だと批判されてしまう理由はいくつかあります。

ここではその代表的な理由を解説します。

仮想通貨はボラティリティ(価格変動)が大きい

「仮想通貨投資なんて投機だ!」とネガティブに言われる理由は、ボラティリティが大きいからです。ボラティリティとは、価格変動の度合いのことです。

「ボラティリティが大きい」=「価格変動が大きい」、「ボラティリティが小さい」=「価格変動が小さい」という意味です。

仮想通貨の値動きが激しいことは仮想通貨への投資を行ったことがない方であっても、なんとなく聞いたことがあると思います。

そして、実際に投資を行い、チャートを見始めるようになると、仮想通貨の価格変動が大きいことを実感します。

 

よくニュースで聞く日経平均株価というものがありますが、例えば、その日の始値が20,000円だった日経平均株価が、その日中に25,000円(1.25倍、25%増)になることはまずないでしょう。

でも、仮想通貨の場合は1日で1.25倍になるのとかは日常茶飯事ですし、もっと訳が分からないレベルでウン倍になったり、逆に何十%も価格が下がったりが頻繁に起きています。

だからこそ、短期間で大きな利益を出す人もいれば、大きな損失を出してしまう人もいるのです。

 

実体がない仮想通貨に投資しているケースも多い

仮想通貨の世界では実際のサービスやプロダクトが存在していないものに投資しているケースが多いこともあり、その点も投機的だと言われる理由の一つです。

例えば、仮想通貨のICOなどはまさにその最たる例ですが、実際にはコイン(仮想通貨)が完成していないのに投資家からお金を募ることが多々あります。

というよりも、ICOに関してはコインの開発資金を得るために実施されている事も多いため、実際のコインが存在しないことは当たり前といえば当たり前なのですが。(中には開発が完了していて、そのコインを広めるために式な集めをするようなプロジェクトもあります)

実際のコインが存在しないわけなので、開発途中で「開発できませんでした」、「開発資金が足りなくなったので事業を撤退します」といったことも全然あり得る話なのです。

 

また、ICOだけでなく、取引所で売買できるコインの中にも、サービスコンセプトやヴィジョンが存在するだけで、実際には使われていないものも多いです。

それこそ、一番有名な仮想通貨であるビットコインに関しても、世間一般に幅広く使われているものとは言えないと思います。

日本でも決済できる場所が増えているとは言われているものの、実際の店舗でビットコイン決済を行ったことがある人は超少数派でしょう。

私自身、リアルでも、ネット上でも、今はまだ仮想通貨で決済をしたことはないです。

ですので、すでに事業が営まれている上場会社の株を買う、すでに建物が存在する不動産物件に投資するといった投資とは性質が異なるものだと言えます。

このため、仮想通貨に投資をする場合は「将来的なヴィジョンやプロダクトに期待して投資する」という気持ちが大切です。

イメージとしては、設立前のベンチャー企業に投資するような感じに似ているのかもしれません。

 

仮想通貨界隈では詐欺的なプロジェクトも存在する

先ほどの「実体がないものに投資している」とも関係してきますが、残念ながら仮想通貨の世界には詐欺的なプロジェクトも存在しています。

仮想通貨を開発するため、広く普及するために行われるICOについては、最初から仮想通貨を開発するつもりなどなく、資金だけを集めてトンズラしてしまう事例もあるのです。

すべてのICOが詐欺というわけではありませんが、中には詐欺もあるということです。

仮想通貨の話題が取り上げられるようになればなるほど、ネガティブな情報もより一層拡散されるので、「詐欺も存在する投資商品なんて投機的だ!」と思う人も多くなるのでしょう。

実際は株式投資でも、不動産投資でも詐欺は存在しますけどね。

 

仮想通貨の購入が投機か投資なんて正直どっちでもいい

世間的に見て、仮想通貨を購入することが「投機的」と言われてしまうのはよく理解できます。

ただ、私個人は仮想通貨を購入することが投機なのか、投資なのかなんてことは正直どっちでもいいと思っています。

私にとって重要なのは自分が投じたお金が増えるか、減るかです。

要は、お金を稼げるかどうかが重要であって、その手段が投機だろうが、投資だろうが関係ないってことです。

「お金を稼げるかどうかだけだ!」とかって言うと、嫌悪感を持つ人もいるかもしれませんが、「正直、みんなお金好きでしょ!稼ぎたいでしょ?」って思います。

 

特に、このブログを読んでくれているような方は「自分のお金が増えるかも?」という期待感を持って、仮想通貨に対して色々と調べているのだと思います。

であれば、「お金を稼げるのかどうか」だけで判断すれば問題ないでしょう。

もちろん、「お金が稼げれば何をやってもいい!」とかってことはないです。

でも、仮想通貨を購入するだけなら誰かに迷惑をかけるわけでもなく、誰かを騙すわけでもないですからね。

とにかく、現実として知っておいていただきたいのは、仮想通貨が投機だろうが、投資だろうが、仮想通貨を購入して短期間で資産を何十倍、何百倍にしている人が実際に存在するってことです。(当然、逆に投資した資金を失った人もいます)

だから、私のスタンスとしては、仮想通貨が投機か、投資かはどうでも良く、自分の投じたお金を少なくとも数倍、上手くいけば数十倍、一生懸命頑張ったら数百倍!?にできるんじゃないかという期待感から仮想通貨を買っています。

 

投機的と言われる仮想通貨投資でもリスクを減らす投資戦略

「仮想通貨は投機的な側面もあるけれど、資産を何倍にも増やせる可能性もある」ことは理解していただけたと思います。

とはいえ、「できる限り、リスクを減らして投資したい!」という方もいらっしゃるでしょう。

もし、あなたが少しでもリスクを減らして仮想通貨投資をやってみたいと考えているのであれば、最悪の場合、無くなっても良いと思えるお金を日本の仮想通貨取引所に上場されている通貨に投資するのが良いと思います。

「最悪、無くなっても良いと思えるお金を~」というのは、仮想通貨投資を行う上では鉄則です。

仮想通貨の未来なんて誰にもわからないですし、10年後に残っている通貨を100%正確に当てるのなんて不可能だからです。

 

そして、あまりリスクを取りたくない方は、日本の取引所に上場されている通貨を買うのが良い理由ですが、これは日本の取引所に上場されている通貨であれば急に消滅してしまうようなリスクが少ないと考えられるからです。

日本の仮想通貨交換事業者は金融庁への届け出制となっており、金融庁に認められた業者が正式な届け出事業者となります。

2018年1月に仮想通貨NEMの流出事件を起こしてしまったコインチェックは正式な届け出事業者ではなく、みなし業者であったことは有名な話です。

 

正式な届け出事業者の場合、その業者は金融庁が認めたコインしか取り扱うことができません。

そして、日本の金融庁の審査はハードルが高いとも言われています。

海外の仮想通貨取引所に比べると、日本の取引所で売買できる通貨の種類が極端に少ないのはこのためです。海外取引所の場合、本当に全然知らないような通貨やどこで利用されるのかよく分からないような通貨もたくさんあります。

しかし、日本の取引所に上場されている通貨であれば、少なくとも実体があり、プロダクトが存在するものです。

と言っても、日本の取引所に上場されている通貨だからと言って、金融庁のお墨付きというわけではないですし、金融庁がその通貨の価値を認めているわけでもありません。

ただし、少なくとも、まだプロダクトが存在しないICOや、コインの開発が終わっていても使用用途や仕様先が不透明なマイナーコインよりは、日本の取引所に上場されているコインのほうが価値が上がっていく可能性が高いと思います。

 

ということで、仮想通貨自体がハイリターン・ハイリターンな投資(投機)であることは変わりませんが、できる限り、リスクを減らしたいのであれば、日本国内の取引所に上場されている通貨を購入するのが良いでしょう。

日本国内の取引所では、bitFlyer(ビットフライヤー)bitbank(ビットバンク)Zaif(ザイフ)が個人的にはおすすめの仮想通貨取引所です。

これらに上場されているコインであれば、急に消滅してしまうようなリスクはかなり少ないと思います。

なお、仮想通貨取引所は複数の取引所を使ってリスク分散するのがベストな戦略です。

仮想通貨取引所はどこを使うのがいいの?

仮想通貨取引所はどこがいいの? → 複数利用でリスク分散がおすすめ

2018年5月22日
コインチェック

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